被爆証言DVD、世界へ 原爆献水の宇根さん
09年10月1日
■記者 柳本真宏
被爆者で、原爆献水を半世紀以上続ける広島市南区の宇根利枝さん(91)が2年前、中区で開かれた国際平和会議の参加者に、被爆体験を話す様子を収録した英語字幕付きDVDが完成した。制作した市民団体「ひろしま一期一会の会」は、今月コスタリカで開かれた同会議の参加者に60枚を託した。
宇根さんは、世界各国で「平和省」の設立を求める市民団体が広島に集まり開いた「平和省地球会議」の参加者に、被爆体験や献水を続けている思いなどを話した。一期一会の会は、その様子をビデオ撮影していた。
今回、宇根さんの証言を世界に広めたいというコスタリカでの同会議参加者の要望を受け、一期一会の会が証言を英訳した字幕を付け、約1時間のDVDに編集した。
宇根さんは「あの証言は今までで一番拍手をいただいた。高齢で遠出できない私に代わり、世界に思いを伝えてほしい」と話していた。DVDの希望者は連絡先と部数をファクスすれば有料で送る。1枚500円、郵送費は別。ファクス082(922)0018。
(2009年9月30日朝刊掲載)
被爆者で、原爆献水を半世紀以上続ける広島市南区の宇根利枝さん(91)が2年前、中区で開かれた国際平和会議の参加者に、被爆体験を話す様子を収録した英語字幕付きDVDが完成した。制作した市民団体「ひろしま一期一会の会」は、今月コスタリカで開かれた同会議の参加者に60枚を託した。
宇根さんは、世界各国で「平和省」の設立を求める市民団体が広島に集まり開いた「平和省地球会議」の参加者に、被爆体験や献水を続けている思いなどを話した。一期一会の会は、その様子をビデオ撮影していた。
今回、宇根さんの証言を世界に広めたいというコスタリカでの同会議参加者の要望を受け、一期一会の会が証言を英訳した字幕を付け、約1時間のDVDに編集した。
宇根さんは「あの証言は今までで一番拍手をいただいた。高齢で遠出できない私に代わり、世界に思いを伝えてほしい」と話していた。DVDの希望者は連絡先と部数をファクスすれば有料で送る。1枚500円、郵送費は別。ファクス082(922)0018。
(2009年9月30日朝刊掲載)