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ルース大使 広島へ 4日 米大統領の有力後援者

■記者 吉原圭介

 米国のジョン・ルース駐日大使が10月4日に広島市を訪れることが29日、分かった。関係者によると、平和記念公園(中区)の見学や秋葉忠利市長と会食が予定されているという。

 ルース大使は今年8月に着任し、国内の自治体では米軍基地のある神奈川県や横須賀市をすでに訪れた。オバマ米大統領の有力後援者で、来日前には大統領自身が「彼は私に直接助言できる人物だ」と語っている。

 被爆地広島では「核兵器のない世界」を追求するオバマ大統領の訪問を呼び掛ける運動が高まっている。秋葉市長も今回、ルース大使に、核兵器廃絶を願う被爆者や世界市民の声を伝え、大統領の広島訪問を要請するとみられる。

 米国の駐日大使が広島を訪れるのは、前任のトーマス・シーファー大使に続き8人目となる。

(2009年9月30日朝刊朝刊掲載)

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