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原爆資料館での児童学習手助け ワークブック作成

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市が、原爆資料館(中区)を訪れる小学生のために「平和学習ワークブック」=写真=を作った。希望に応じて全国の小学校などに無料で配布し、修学旅行の誘致にも役立てる。

 館内を見学しながら書き込めるよう、持ち運びやすいB5判、8ページとした。核兵器の保有国や、被爆前の広島の街の様子などに関する質問15項目で構成。中身が焦げた弁当箱など展示資料の感想も求めて、犠牲者や遺族の無念さが伝わるように工夫した。

 20万部を印刷。解答や指導のポイントが分かる教諭向けテキストも1万7千部作った。学校や希望者からの申し込みに応じ、郵送料着払いで届ける。市は来年度、中学生用も作成する予定。資料館Tel082(541)5544。

(2009年10月1日朝刊掲載)

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