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「ひろしま国」展入場者の祈り 折り鶴2000羽 平和公園へ

■記者 吉原圭介

 横浜市中区、日本新聞博物館であった「ひろしま国」展の入場者が寄せた約2千羽の折り鶴が1日、広島市中区の平和記念公園内にある「原爆の子の像」に手向けられた。

 色とりどりの折り鶴は8月1日~9月23日の会期中、会場に置いた紙で入場者が平和への思いを込めて折り、世界地図をデザインしたボード(縦1.4メートル、横1.8メートル)2枚に張り付けた。

 この日は、中国新聞の連載「ひろしま国」のジュニアライター、国泰寺中3年今野麗花さん(15)と呉三津田高2年楠生紫織さん(16)が原爆の子の像に手を合わせ、折り鶴をささげた。

 楠生さんは「横浜で多くの人が平和を願ってくれたと思うとうれしい」と喜んでいた。

(2009年10月2日朝刊掲載)

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