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ICNNDの要望書を送付 首相に被爆者7団体

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島の被爆者7団体は2日、広島市で17日から最終会合を開く国際委員会「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」に関する要望書を、共同議長を務める川口順子元外相や、鳩山由紀夫首相に送った。

 要望書は、ICNNDの議論で日本の委員が核抑止力堅持の姿勢を取っている―との報道があったことを問題視。ICNNDが年内にまとめる報告書に、「私たちが生きているうちに核兵器を廃絶してほしい」という被爆者の悲願が反映されるよう求めた。

 この日、7団体のうち二つの広島県被団協と、広島県朝鮮人被爆者協議会の代表者が広島市役所で会見し、「核兵器をなくすべきとする一方、核兵器に頼る矛盾は許されない」と訴えた。岡田克也外相にも送付した。

(2009年10月3日朝刊掲載)

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