×

ニュース

露で原爆展 広島・長崎市 被爆証言も

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島、長崎両市は14日から11月10日まで、ロシア西南部のオレンブルク市で「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開く。核超大国の市民に原爆の恐ろしさを伝え、廃絶への世論を高めるのが狙い。ロシアでの開催は2001年に続き2回目。

 広島への原爆投下時刻である「午前8時15分」で針が止まった時計、犠牲者の衣服など被爆資料約20点と、原爆被害などに関するパネル48枚をオレンブルク国立大の学生会館に展示。東区の被爆者、植田〓子(のりこ)さんも期間中に現地を訪問して体験を証言する。

 西部のニジニーノブゴロド市でも19、20の両日、計4カ所で原爆ポスター展を開く。両市の海外原爆展は1995年にスタート。これまでに13カ国35都市で開いている。

 【お断り】〓はへんが「矢」、つくりが「見」ですが、JISコードにないため表示できません。

(2009年10月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ