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メキシコ市長 平和公園訪問 広島市長と会談

■記者 東海右佐衛門直柄

 メキシコ市のエブラルド市長が5日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。京都市での国際フォーラムに出席するために来日し、広島訪問を希望した。メキシコ市は1日付で平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)に加盟している。

 原爆資料館の前田耕一郎館長の案内で、エブラルド市長は館内を回った。原爆投下後の市街地のパノラマ模型や黒焦げになった弁当箱を目の当たりにした市長は、「平和を築くために貢献しなくては、という使命を感じた」と語った。原爆慰霊碑に花を手向けた。

 市役所では秋葉市長と会談した。来年5月にニューヨークである核拡散防止条約(NPT)再検討会議について、秋葉市長が平和市長会議の一員として出席するよう要望。エブラルド市長は「考えたい」と答えていた。

(2009年10月6日朝刊掲載)

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