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ICNNDに合わせシンポ 広島 核廃絶討議

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市の市民団体などが18日、核兵器廃絶への道筋を考えるシンポジウムを中区幟町の世界平和記念聖堂で開く。日本、オーストラリア両政府が主導する有識者会議「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」の広島開催に合わせて企画した。

 核軍縮に関する英国の民間研究所「アクロニム研究所」のレベッカ・ジョンソン所長たち専門家4人が課題を討議する。「ICNND日本NGO市民連絡会広島実行委員会」(青木克明委員長)などが主催。午後2時から3時間を予定する。

 ICNNDは米国、ロシア、インド、パキスタンなどの元政府高官ら15人で昨年10月に発足。来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、廃絶への実効性ある提言策定を目指している。最終となる広島会合は17~20日に中区のホテルである。

 シンポは同時通訳付きで一般千円、大学生800円。実行委の森滝春子事務局長Tel090(9064)4705。

(2009年10月7日朝刊掲載)

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