×

ニュース

反核訴え 人文字参加を ICNND初日 17日 広島市が集会

■記者 赤江裕紀

 広島市は、17~20日に中区で開かれる「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」(ICNND)に合わせ、初日の17日に旧広島市民球場で市民集会を開く。核兵器廃絶をアピールする人文字への参加者を募っている。

 市民集会は午後3時から。参加者はグラウンドで「2020」の人文字を作ったり、その周りで国内外から寄せられた折り鶴を掲げたりする。平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)が目指している「2020年までの核兵器廃絶」への決意を形にするのが目的。

 ICNNDは日本、オーストラリア両政府が主導する有識者会議。米国、ロシア、インド、パキスタンなどの元政府高官たち15人で昨年10月に発足し、来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、廃絶への実効性ある提言策定を目指している。広島が最終会合になる。

 市民集会の参加は午後2時から球場三塁側大門で受け付ける。先着2千人に球場の土を入れた記念の小瓶を贈る。市平和推進課Tel082(242)7831。


ICNND広島会合 外務省が日程発表

 外務省は8日、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」(ICNND)の広島会合の日程を発表した。

 共同議長を務める日本とオーストラリアの川口順子、エバンズ両元外相をはじめ、ノルウェーのブルントランド元首相、米国のペリー元国防長官ら16カ国24人の委員・諮問委員が出席する予定。広島入りする17日に原爆資料館を見学し、被爆者の証言を聞く。18~20日に中区のホテルで会合を重ね、討議を深める。

(2009年10月9日朝刊掲載)

関連記事
ICNNDに合わせシンポ 広島 核廃絶討議(09年10月 7日)
ICNNDの要望書を送付 首相に被爆者7団体 (09年10月 5日)

年別アーカイブ