×

ニュース

細密チタン折り鶴 中区で造形作家作品展

■記者 浜岡学

 金属造形作家、佐々木一則さん(64)=広島市安佐南区=の作品展「ヒロシマの街から」が8日、広島市中区大手町1丁目のギャラリーてんぐスクエアで始まった。13日まで。無料。

 五つの幻想的なオブジェは、平和の象徴の折り鶴が長さ1メートルほどの三日月の上で羽を休めたり、寄り添ったりしている。折り鶴はチタン製。細密な仕上がりに、訪れた人は目を細めて見入っていた。

 佐々木さんは溶接技術者として約40年間働いた。15年前から芸術作品を作っている。訪れた愛知県岡崎市の会社員坂本貴紀さん(32)は「紙で折ったような鶴が美しい」と話していた。

(2009年10月9日朝刊掲載)

年別アーカイブ