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広島・長崎五輪招致 検討 正式に伝達 秋葉市長らJOC訪問

■記者 下手義樹、岡田浩平

 広島市の秋葉忠利市長は13日、東京都渋谷区の日本オリンピック委員会(JOC)を訪問し、長崎市とともに2020年の夏季五輪招致を検討する意向を正式に伝えた。

 秋葉市長と長崎市東京事務所の神近宣博所長が、JOCの市原則之専務理事ら幹部と約15分間会談。招致検討に至った経緯を説明し、招致に向けた指導などを要望した。

 会談後、秋葉市長は記者団に「課題は多いが、JOCのアドバイスをいただき協力や応援の輪を広げ、早い時期に立候補できるかどうかの結論を出したい」と話した。

 会談の報告を聞いたJOCの竹田恒和会長は「新しい都市が五輪開催を希望していただけることは歓迎したい」と述べた。その上で「2016年の東京招致失敗の敗因分析も終わっていない。東京の意向も聞いていない。これらが終わってから次の段階を考えたい」と慎重な構えも見せた。

 秋葉市長らはJOC訪問に先立ち、首相官邸を訪れ、松野頼久官房副長官に招致検討の考えを伝えた。

(2009年10月14日朝刊掲載)

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