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核廃絶 2020年目標 広島の願い

■記者 林淳一郎、吉原圭介

 ICNND広島会合が始まった17日、広島市中区の旧市民球場で市民が人文字を作り、「2020年までの核兵器廃絶」を訴えた。

 市の呼び掛けに応えた親子ら約千人がグラウンドへ。白いパネルを掲げた小学生らが縦17メートル、横35メートルに並んで「2020」を表現し、三塁側スタンドから見学したICNNDの委員や諮問委員らにアピールした。

 20年までの廃絶は、平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)が提唱している。

 このほか夕暮れ時には原爆ドーム前で、市民がろうそくを並べて「NUCLEARFREENOW!(今こそ核なき世界を)」と描いた。ホテルに戻る途中に通りがかったICNNDメンバーがバスから降り、ろうそくを一緒に並べる予定外の場面もあった。

(2009年10月18日朝刊掲載)

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