×

ニュース

広島・長崎五輪招致 ボスニア外相「可能性ある」 秋葉市長を激励

■記者 桑田勇樹

 ボスニア・ヘルツェゴビナのスヴェン・アルカライ外相が20日、広島市を訪れ、秋葉忠利市長と会談した。外相は広島、長崎両市が検討を表明した2020年夏季五輪の招致について「粘り強くやるべきだ。可能性はある」と激励した。

 2人は中区の広島国際会議場で会談。秋葉市長は五輪招致の検討を伝える一方、財政的な課題も説明した。アルカライ外相は「2都市の共催に課題はあるが、国際オリンピック委員会(IOC)を説得することはできる。頑張ってほしい」とエールを送った。

 アルカライ外相は19日、東京で岡田克也外相と会談後、本人の希望で20日に広島を訪れ、原爆資料館などを見学した。「世界のどこであっても、悲劇を二度と繰り返してはならない」と決意を語った。

(2009年10月21日朝刊掲載)

関連記事
広島・長崎五輪招致 検討 正式に伝達 秋葉市長らJOC訪問(09年10月15日)
五輪招致検討委近く設置 広島・長崎市長発表(09年10月14日)

年別アーカイブ