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平和報道 使命誓い合う ベトナム通信社幹部 本社を訪問

■記者 武内宏介

 ベトナム通信社副社長で国会議員のハ・ミン・フエ氏が22日、広島市中区の中国新聞社を訪れ、山本治朗会長と懇談した。ヒロシマとベトナムの戦争被害を語り、平和報道の使命を誓い合った。

 訪問前に原爆資料館(中区)を見学したフエ氏は「私たちもベトナム戦争の被害を受けた。痛みを共有し、ヒロシマ報道に力を入れたい」と述べた。

 山本会長も「原爆の悲惨さを伝えることが私たちの役目。枯れ葉剤や劣化ウラン弾などの海外の情報も発信していく」と応えた。

 フエ氏は日本の行政機関などの視察のため19日に来日。この日は東京支局長1人を含む5人で、廿日市市大野の中国新聞広島制作センター(ちゅーピーパーク)も見学した。23日は広島県府中町のマツダを訪問。25日に帰国する。

(2009年10月23日朝刊掲載)

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