×

ニュース

核保有国首脳 被爆地訪問を 広島・長崎市長 大使館に要請書

■記者 岡田浩平

 広島市の秋葉忠利、長崎市の田上富久両市長が26日、東京都内にある核保有国の大使館を相次いで訪れた。来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の前に被爆地を訪れるよう求める各国首脳あての要請書を託した。

 要請書は、被爆地で被爆者の体験を共有し「核兵器のない世界」を主導してほしい、と求めている。この日はフランス、英国、ロシア、パキスタン、イスラエルの大使らに届けた。27日はインド、米国の大使館を訪れる。中国、北朝鮮には郵送する。

 ロシア大使館を訪問後、秋葉市長は記者団に対し「必ず大統領や首相に伝えると言っていただけた。このいい雰囲気が反映されれば被爆地を訪問してもらえると思う」と話した。

(2009年10月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ