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核安保サミット 準備会合誘致へ 広島市長「用意ある」

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市の秋葉忠利市長は29日、核安全保障サミットの準備会合を誘致する方針を示した。サミットは米政府が来年4月にワシントンで開催予定。米側は準備会合を12月に日本で開くとしている。

 秋葉市長は記者会見で、準備会合の誘致について「広島市にはその用意がありますと申し上げたい」と述べた。さらに、出席者が被爆証言を聞いた上で議論する意義を強調し「広島か長崎での開催を求めたい」としている。

 サミットは、核兵器の廃絶努力を明言したオバマ米大統領が4月に設置を表明。核兵器解体の過程で発生する核分裂物質などを保全し、核テロを防ぐ具体的措置を検討する。外務省国際原子力協力室によると、準備会合ではサミットの議題を決める予定で、日程や開催地は調整中という。

(2009年10月30日朝刊掲載)

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