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北東アジア非核化に意欲 首相

■記者 岡田浩平

 鳩山由紀夫首相は2日の衆院予算委員会で、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ北東アジアの非核化の実現へ意欲を示した。

 平岡秀夫氏(民主、山口2区)が、党マニフェストで掲げながら首相が9月の国連演説で触れなかった点を指摘。それに対し首相は「核のない世界をみんなで築こうという思いに含まれていると理解してほしい。北東アジアの非核化を目指す思いは全く変わっていない」と答えた。

 民主党核軍縮促進議員連盟は、日本、韓国、北朝鮮が核兵器の開発や保有、持ち込みなどを禁じる条約を締結▽この3国に対し米国、ロシア、中国が核攻撃をしないよう議定書で定める―という非核化構想を昨年5月に発表している。ただ、マニフェストでは具体的な内容に踏み込んでいない。

(2009年11月3日朝刊掲載)

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