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広島インターナショナルスクール 5年生児童 国籍超え平和学習

■記者 馬上稔子

 広島インターナショナルスクール(広島市安佐北区)の5年生が3月27日、中区の原爆資料館などを訪れ原爆投下の歴史や放射線の被害について学んだ。

 「平和のシンボルとしての広島」をテーマにした8週間の研究学習の一環。17人の児童は、「平和のシンボル」のリストを作ろうと平和記念公園の慰霊碑にささげられた折り鶴に見入ったり、資料館で8時15分をさして止まった時計をのぞき込んだりしていた。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館も訪れ、亡くなった人々の遺影の多さに驚きながら、「自分と同じ年の子どもも亡くなっている」と声を上げていた。

 午後には中国新聞のヒロシマ平和メディアセンター(中区)で、過去の原爆平和報道や、国内外へニュースを発信する取り組みについて学んだ。

 リナ・ペトロビクさん(11)は「放射線による病気のことを知ってとても驚いた。世界が平和になるように、友達や家族にも伝えたい」と話していた。

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