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社説・コラム

永田町発 Weekly 日本維新の会 片山虎之助国会議員団政調会長(参院比例)

解釈の変更 急がば回れ

 「憲法解釈の変更には広範な国民的合意が不可欠。国会の憲法審査会などを活用して、重層的で丁寧な議論を積み重ねてほしい。急がば回れだ」

 4日の参院予算委員会で、解釈変更による集団的自衛権の行使容認に前のめりな安倍晋三首相の姿勢に疑問を投げ掛けた。

 自らは「解釈変更は必要だと思う」と理解を示しつつ、国民の中に一内閣の閣議決定で解釈変更することに不安があると指摘。「年内に改定方針の日米防衛協力指針(ガイドライン)のために急ぐならば本末転倒だ」とくぎを刺した。

(2014年3月9日朝刊掲載)

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