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■記者　東海右佐衛門直柄

　広島市の秋葉忠利市長と長崎市の田上富久市長が、東京都内で１４日にあるオバマ米大統領の演説会（米国大使館主催）への招待を受けたことが１１日、分かった。秋葉市長は公務の都合で欠席するが、田上市長は出席する意向で、大統領との面会を希望している。

　オバマ大統領は、１３日に来日する予定。広島市、長崎市の各秘書課によると、ともに１０日午後、米国大使館から「市長にぜひ出席いただきたい」との電話があったという。

　長崎市秘書課は、田上市長が出席する意向であることを伝え「短時間でも大統領と面会できないか」と要望した。一方、広島市秘書課は「公務の都合で日程調整がつかず、欠席を伝えた」としている。

　広島、長崎両市では「核兵器のない世界」を目指すオバマ大統領の被爆地訪問を求める機運が高まっている。今回の訪日中に被爆地訪問の予定はないが、大統領は在任中の訪問に意欲を示している。

（２００９年１１月１２日朝刊掲載）