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■記者　迫佳恵

　福山市千田町の盈進中・高の生徒が２５日、自分たちが折った１万４千羽の折り鶴の箱詰め作業をした。オバマ大統領に届けて広島訪問を呼び掛ける「中高生ノーニュークネットワーク広島」の運動に賛同。２６日にノーニュークネットワークに向けて発送する。

　９月中旬から生徒約１千人と保護者たちが半月かけて折った。１万４千羽は現在、世界ですぐに使える核兵器と同じ数。核兵器の多さを実感しながら、平和への願いを一羽一羽に込めたという。

　この日は生徒会メンバー４０人が学校の玄関で丁寧に箱詰めした。生徒会長の高校２年藤原美里さん（１６）は「みんなの思いが詰まった特別な鶴。オバマ大統領にも伝わるはず」と期待していた。

（２００９年１１月２６日朝刊掲載）

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