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核廃絶決議棄権 被爆地訪問を4ヵ国に要請 広島市

■記者 長田浩昌

 広島市は27日、国連総会第1委員会(軍縮)で、核兵器廃絶への決意をうたった決議の採決を棄権したブータン、キューバ、イラン、ミャンマーに対し、首脳の被爆地訪問を要請する。

 豊田麻子副市長が東京都内のキューバ、イラン、ミャンマー各国大使館を長崎市東京事務所長とともに訪れ、要請文を渡す。ブータンは、日本大使を兼ねる駐インド大使に郵送する。

 同決議は日本が提出し、10月29日に採択された。決議に反対・棄権した10カ国のうち、核保有国や事実上の核保有国、核開発疑惑のある国計6カ国には、採決の直前に同様の要請をしている。

(2009年11月27日朝刊掲載)

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