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世界に響け1000人チェロ 広島で来年 奏者を募集

■記者 上杉智己

 被爆地から世界平和の祈りを発信しようと、「1000人のチェロ・コンサート」が来年5月、広島市で開かれる。主催する実行委が、全国からチェロ奏者を募集している。

 1998年に震災復興を願い、神戸市で始まったコンサート。2001、05年にも開催。毎回、約700~千人のチェロ奏者が集まり、厳かな音色を響かせた。4回目となる今回、舞台を広島に移し、平和のメッセージを広げる。

 原爆の悲惨さを伝えるために第1回参加のチェロ奏者が作曲した「原爆」や、世界の名曲を連ねたメドレー「広島から世界へ」、日本の童謡など14曲を奏でる。

 5月16日午後2時、広島グリーンアリーナ(中区)で開演。大会会長に秋葉忠利・広島市長、実行委員長に原田康夫・広島市文化財団常任顧問を予定している。

 参加はプロ・アマ、年齢の制限はないが、練習への出席などが条件。事務局の「NPO国際チェロアンサンブル協会」のホームページから申込用紙を入手し、ファクスする。来年3月31日締め切り。参加費1万円(学生以下は半額)。協会Tel078(805)2001。

(2009年11月29日朝刊掲載)

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