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■記者　東海右佐衛門直柄

　広島平和教育研究所（広島市東区）は、２０１０年度版ヒロシマ平和カレンダー「ドクター・ジュノー物語」を作った。県内の小中学校に希望する部数を無料で配布し、一般には販売する。

　来年４月から１年間を、表紙などを含めＡ２判８枚で構成。被爆後の広島に、医薬品１５トンを届けたスイス人医師マルセル・ジュノー博士（１９０４～６１年）の功績を絵と説明文で紹介している。広島市のＮＰＯ法人「モーストの会」の絵本「ジュノー」から引用した。

　平和カレンダーは、県教組幹部や大学教授たちが理事を務める同研究所が１９８２年度から製作。２０１０年度版は５５００部を発行する。藤井睦弘事務局長は「困難を乗り越え、多くの人々を救った博士の熱意を学んでほしい」。１部１２００円（２５日までの予約は千円）。県教育用品Ｔｅｌ０８２（２６２）５７８５。

（２００９年１２月２日朝刊掲載）

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