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核兵器廃絶国際シンポ あす広島で開催

 国際シンポジウム「ヒロシマは核兵器廃絶をめざす」が5日午後1時から広島市中区、平和記念公園内の広島国際会議場である。来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、核兵器のない世界実現の方策と課題をめぐり、米国や韓国の専門家も交えて意見交換する。

 「中高生ノーニュークネットワーク広島」のメンバーも参加し、オバマ米大統領を被爆地に招こうと呼び掛ける街頭活動や、長崎の高校生と一緒に取り組んだ平和宣言づくりについて報告する。会場では中国新聞の定期連載「ひろしま国 10代がつくる平和新聞」のパネル展示もある。

 シンポは、広島市立大広島平和研究所と中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンターの共催。国際的な平和運動家で米国のグローバル・セキュリティー・インスティテュート(GSI)所長のジョナサン・グラノフ氏、韓国の元統一相で金大中平和センター副理事長の丁(チョン)世鉉(セヒョン)氏が基調講演し、元軍縮大使の美根慶樹氏たちと意見を交わす。コーディネーターは平和研の水本和実准教授。

 同時通訳付き。聴講は無料で当日参加もできる。平和研Tel082(544)7570。

(2009年12月4日朝刊掲載)

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