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「ヒロシマ・ナガサキ議定書」 NPT会議で提案を  広島・長崎市議会議長 首相あてに意見書

■記者 荒木紀貴

 藤田博之広島市議会議長と吉原孝長崎市議会議長が21日、2020年までに核兵器を廃絶する道筋を示した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で議題として提案するように求める鳩山由紀夫首相や衆参両院議長あての意見書を提出した。

 意見書は、両市議会が今月の定例会でそれぞれ可決。ニューヨークでのNPT再検討会議で議定書を提案し、その採択を各国政府に働き掛けるように求めている。

 両議長はこの日、秋葉忠利広島市長と田上富久長崎市長とともに首相官邸や外務省を訪問。両議長によると、外務省で意見書を受け取った岡田克也外相は「今後、対応を検討し対処したい」と述べたという。

(2009年12月22日朝刊掲載)

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