支える ようこそAPECジュニア会議 <3> おみやげ
10年2月4日
■記者 明知隼二
折り鶴は薄紅色に、キョウチクトウは桃色に、やんわりと光る。基町高(広島市中区)創造表現コースの生徒たち約20人が、APECジュニア会議に参加する19カ国・地域の37人に渡すおみやげの七宝焼を作っている。
縦7センチ、横4.5センチの金属板に極細の銀線で下絵を描く。色とりどりの釉薬(ゆうやく)を盛り、繰り返し焼くと、ガラスの光沢と彩りが美しい七宝焼の完成だ。予備なども含めて約80個を用意しようと、生徒たちは年明けから、放課後や週末を返上して作業を進めてきた。
被爆地での会議の記念品として、6種類のデザインはいずれも「折り鶴」が基調。すべて生徒が考案した。太田川に浮かぶ折り鶴を考えたのは2年の石井美里さん(17)。川は海へ、海は世界へと、ヒロシマ発の平和への願いを運んでゆく。そんな思いを表現した。
2年の西川依利さん(17)は「一つ一つの作品に心を込め、日本らしさと平和のイメージを形にした。広島で語り合ったことを思い出すきっかけにしてほしい」と期待する。
(2010年2月4日朝刊掲載)
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19ヵ国・地域 37人参加 2月のAPECジュニア会議 (10年1月26日)
「折り鶴」に平和の願い
折り鶴は薄紅色に、キョウチクトウは桃色に、やんわりと光る。基町高(広島市中区)創造表現コースの生徒たち約20人が、APECジュニア会議に参加する19カ国・地域の37人に渡すおみやげの七宝焼を作っている。
縦7センチ、横4.5センチの金属板に極細の銀線で下絵を描く。色とりどりの釉薬(ゆうやく)を盛り、繰り返し焼くと、ガラスの光沢と彩りが美しい七宝焼の完成だ。予備なども含めて約80個を用意しようと、生徒たちは年明けから、放課後や週末を返上して作業を進めてきた。
被爆地での会議の記念品として、6種類のデザインはいずれも「折り鶴」が基調。すべて生徒が考案した。太田川に浮かぶ折り鶴を考えたのは2年の石井美里さん(17)。川は海へ、海は世界へと、ヒロシマ発の平和への願いを運んでゆく。そんな思いを表現した。
2年の西川依利さん(17)は「一つ一つの作品に心を込め、日本らしさと平和のイメージを形にした。広島で語り合ったことを思い出すきっかけにしてほしい」と期待する。
(2010年2月4日朝刊掲載)
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