支える ようこそAPECジュニア会議 <5> 被爆をたどる
10年2月8日
■記者 二井理江
冷たい雨をついて、舟入高(広島市中区)国際コミュニケーションコースの1年生35人が、先輩の原爆犠牲と向き合った。
中区の平和記念公園南にある市立第一高等女学校(市女)原爆慰霊碑。舟入高の前身である市女は市内の学校で犠牲者が最も多く、碑は676人の名を刻む。「勉強したくてもできずに亡くなった先輩たち。その姿を想像しながらガイドの準備をしよう」。生徒たちは思いを新たにした。
生徒たちはAPECジュニア会議の参加者とともに、この碑を含む平和記念公園や周辺の6カ所をめぐり、原爆被害について英語で案内する。
事前学習としてスティーブン・リーパー広島平和文化センター理事長からは「原爆投下について感情的な議論ではなく、二度と起こさないために何ができるかを話し合おう」との助言も受けた。
「今ある核兵器をなくせるような話をしたい」とプライス梨奈さん(16)。山崎季歩さん(16)も「心を込めて説明したい」と意気込む。週2回の英語の授業で練習を重ね、21日の本番に備える。
(2010年2月6日朝刊掲載)
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先輩の悲劇 伝える決意
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生徒たちはAPECジュニア会議の参加者とともに、この碑を含む平和記念公園や周辺の6カ所をめぐり、原爆被害について英語で案内する。
事前学習としてスティーブン・リーパー広島平和文化センター理事長からは「原爆投下について感情的な議論ではなく、二度と起こさないために何ができるかを話し合おう」との助言も受けた。
「今ある核兵器をなくせるような話をしたい」とプライス梨奈さん(16)。山崎季歩さん(16)も「心を込めて説明したい」と意気込む。週2回の英語の授業で練習を重ね、21日の本番に備える。
(2010年2月6日朝刊掲載)
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