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「オバマ大統領を呼ぼう」 広島の中高生 繁華街で協力訴え

■記者 明知隼二

 核兵器廃絶を目指す「中高生ノーニュークネットワーク広島」の中高生たちが26日、広島市中区の繁華街で、市民に折り鶴を折るよう呼び掛ける街頭活動をした。折り鶴は既に当初目標の2万3千羽を超える3万羽以上が集まっているものの、メンバーはさらなる後押しを訴えた。

 約20人が街頭で、世界中の核弾頭数を上回る折り鶴をオバマ米大統領に届けて広島訪問を促す活動について紹介。買い物客らに折り紙を手渡し、協力を呼び掛けた。広島県海田町の山田千枝子さん(69)は「若い人たちの頑張りは素晴らしい。核兵器がなくなるよう家でも鶴を折って届けたい」と中高生にエールを送っていた。

 27日も午前11時から約2時間、本通り商店街東端付近で協力を呼び掛け、今年の活動を締めくくる。

(2009年12月27日朝刊掲載)

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