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地球一周の船旅 被爆者10人招待 ピースボート

■記者 馬上稔子

 非政府組織(NGO)のピースボート(東京)は20日、核兵器を保有する中国やロシア、フランスを含む20カ国を巡る地球一周の船旅に被爆者10人を招待すると発表した。参加者を募っている。

 横浜を発着する4月16日から7月25日までの101日間。船内で被爆体験の証言の集いを開くほか、訪問先で政府関係者や高校生たちと交流して核兵器廃絶を訴える。米国には寄港しないものの、5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、ニューヨークの国連本部に船内から数人の代表団を派遣する。

 被爆者を招く船旅は2008年に始め、今回が3回目。これまで延べ113人が参加した。

 参加費は無料。寄港料やビザ取得料などは自己負担となる。締め切りは2月3日。被爆者のほか、船内での企画などを手伝う「パートナー」数人も募る。ピースボートTel03(3363)7561。

(2010年1月21日朝刊掲載)

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