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核なき世界、意志示そう 全米市長会議 広島市長が訴え

 訪米中の秋葉忠利広島市長は20日午後(日本時間21日午前)、首都ワシントンのホテルで開かれた全米市長会議のレセプションであいさつし「オバマ大統領が提唱した『核なき世界』に向けて決定的に重要なのは人々の意志だ」と訴えた。

 秋葉氏は集まった全米の市長らに対し、世界約3500の都市で構成する平和市長会議(会長・秋葉氏)に参加し、2020年までに核廃絶を実現する「意志」を示すことを要請。「今年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて5千都市、つまり10億人の市民の参加を目指している。皆さんが核なき世界をつくる指導者になってほしい」と強調した。締めくくりに「イエス・ウィー・キャン(わたしたちはできる)」と語り掛け、拍手を浴びた。

 これに先立ち、全米市長会議ではミシェル・オバマ大統領夫人が講演した。秋葉氏は21日に同会議メンバーとともにホワイトハウスでオバマ大統領と面会する予定。

(共同通信配信、2010年1月22日朝刊掲載)

 

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