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援護法改正へ要請強化 全国被爆二世協 広島で総会 

■記者 桑田勇樹

 全国被爆二世団体連絡協議会は30日、2年に1度の総会を広島市東区のホテルで開いた。2010年から2カ年の活動方針として、被爆者援護法を改正して、2、3世へも適用するよう国への要請行動を強めることを決めた。

 約35人が参加した。活動方針では、被爆者援護法の改正を国会や厚生労働省へ要請。裁判闘争を視野に入れた対応の検討も初めて盛り込んだ。被爆2世健康診断へのがん検診追加も求める。

 在外被爆者と被爆2世との交流促進などを掲げた総会宣言も採択した。同協議会は広島や長崎、山口県の被爆者団体など19団体でつくる。山崎幸治会長(41)=大竹市=は「政権交代を機に、2、3世の願いをこれまで以上に訴えたい」と話していた。

(2010年1月31日朝刊掲載)

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