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国会議員「核の役割減少を」 米大統領に手紙準備 超党派の170人参加

■記者 岡田浩平

 超党派の国会議員有志が近く、連名でオバマ米大統領に核兵器の役割を減少するよう求める手紙を米国大使館を通じて届ける。民主党の平岡秀夫氏(山口2区)らが呼び掛け、署名は1日現在、民主、社民、国民新の与党3党と自民、公明、みんなの党の170人に及んでいる。

 手紙は、核兵器の「唯一の役割」を米国や同盟国への核兵器使用の抑止に限ると宣言するよう米国に要求。その場合に「日本が核武装の道を追求することはないと確信している」と記している。ロシアとの核軍縮に向けた条約交渉や、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准への支持も表明する。

 平岡氏らが米国の核軍縮専門家と協議。被爆国の国会議員として、「核兵器のない世界」に向けたオバマ氏の政策を後押ししようと企画した。

(2010年2月2日朝刊掲載)

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