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ノーベル平和賞候補 日本被団協をIPBが推薦

■記者 岡田浩平

 反核平和団体の国際平和ビューロー(IPB、本部・ジュネーブ)は1日までに、今年のノーベル平和賞候補に日本被団協を推薦した。

 IPBは1910年に同賞を受けておりノーベル平和賞選考委員会に候補を推薦できる。先月下旬に協議し、核兵器廃絶に尽くしてきた被爆者は高齢化しており早期に顕彰すべきだ▽昨年受賞したオバマ米大統領らがもたらした軍縮機運の加速―などを理由に2001年以来4度目の被団協の推薦を決めた。

 IPB運営委員で日本原水協の土田弥生事務局次長は、今年5月に核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれる点などを挙げ「核軍縮にとって勝負の年に被爆者が受けるのがふさわしい」と指摘。被団協の田中熙巳(てるみ)事務局長は「64年に及ぶ被爆者の活動を評価してもらえとても光栄だ」と話している。

(2010年2月2日朝刊掲載)

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