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秋葉市長とオバマ大統領 握手写真 

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市の秋葉忠利市長とオバマ米大統領が1月21日にホワイトハウスで握手した場面の写真が、全米市長会議のホームページ(HP)から削除されていることが5日、分かった。市は電子メールで理由を問い合わせているが、回答はないという。

 秋葉市長は1月20~22日にワシントンで開かれた全米市長会議の冬季会議に出席し、メンバーとともに大統領を訪問。同会議は、出席者が次々と大統領と握手する場面を含む約200枚の連続写真をHP上で公開し、秋葉市長と大統領が握手する写真も掲載されていた。

 市は、26日の市長帰国会見でこの写真のデータを「全米市長会議ホームページより」として報道機関に配布した。しかし、翌日夕にはHPから削除されていた。29日にメールを送った市国際平和推進部は「回答はなく、理由が分からない段階ではコメントできない」としている。

 秋葉市長は、オバマ大統領との面会時に「広島にぜひ来てください」と呼び掛け、大統領は「行きたい」と応じたことを明らかにしている。一方で米国内には、大統領の被爆地訪問への異論も強いとされている。

(2010年2月6日朝刊掲載)

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