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「東京原爆展」 都庁で始まる

■記者 岡田浩平

 「東京原爆展」が9日、東京都庁45階の南展望室で始まった。都原爆被害者団体協議会(東友会)が主催。13日までパネルや被爆資料など約90点を展示する。

 広島、長崎の惨状を撮影した写真パネルや焼けただれた瓦が並ぶ。中部太平洋・マーシャル諸島で米国が行った核実験の被害を伝える資料もある。都内を一望できる名所だけに国内外の観光客が真剣に見入っていた。

 川崎市川崎区の運転手宇野勲さん(62)は「核兵器は絶対に使ってはいけない。日本がもっと世界に訴えなければ」と話していた。

 原爆展は、東友会の結成50周年記念だった昨年に続き、被爆65年にあたる今年も開催した。

(2010年2月10日朝刊掲載)

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