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ソマリア外相 広島訪問 原爆資料館などを訪問

■記者 馬上稔子

 20年近く内戦が続く東アフリカのソマリアから12日、暫定政府のアリ・アーメド・ジャマ外相(58)が広島市中区の原爆資料館を訪れた。

 国重俊彦副館長の案内で約1時間、パネル一枚一枚をじっくりと読みながら進んだ。なかでも、廃虚からの復興の歩みを紹介するコーナーで興味深そうに説明を聞いていた。

 アリ外相は「核兵器がもたらす破壊に驚いた。母国は紛争が続き、私たちは平和のすばらしさを強く感じている。核兵器廃絶のため、ともに協力したい」と話していた。

 この後、原爆ドームも訪れ、東広島市で母国の現状について講演した。

(2010年2月13日朝刊掲載)

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