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平和研移転案 評価委に示す 広島市立大

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市立大(安佐南区)は13日、付属の広島平和研究所(中区大手町)の本部移転方針を盛り込んだ中期計画案(2010~15年度)を外部識者の評価委員会に示した。研究所の教育機能強化を打ち出す一方、移転スケジュールは明記していない。

 平和研は市中心部の11階建てビルの9、10階フロア(計約1300平方メートル)を借りて入居している。移転後は大学院国際学研究科と連携し、院生が紛争や戦争の防止策に関する平和学の学位(修士・博士)を取得できるようにする。現スペースは縮小して「サテライトキャンパス」とし、社会人の語学学習などを受け入れる。

 同大は4月に公立大学法人に移行する。計画案は7月ごろ秋葉忠利市長の認可を受ける方針で、研究所移転のスケジュールなどは法人移行後に詰めるという。

(2010年2月14日朝刊掲載)

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