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5月NPT会議 呉の永原さん訪米 核廃絶へ署名募る

■記者 山田太一

 5月に米ニューヨークである核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、県原水協の代表団として訪米する永原富明さん(63)=呉市阿賀南=が、市内で核兵器廃絶に向けた署名活動をしている。日本原水協がまとめ、会議に提出する。

 被爆2世の永原さんは定年後、広島市中区の原爆資料館のピースボランティアなどとして、修学旅行生や観光客を案内。代表団には県被団協(金子一士理事長)の一員として加わった。

 署名活動は全国で実施中だが、呉市では広島市などに比べ組織的な展開は難しい。「呉から一人でも多く」との思いで、1月中旬から週2回のペースでJR呉駅近くの街頭に立ち始めた。集まった署名は約640人分で、今月いっぱい続ける。

 再検討会議には、日本原水協が1400人以上を派遣し、県原水協も50人を目標に派遣団を送る計画。永原さんは「核廃絶に向けて賛同の声を届けたい」と話している。

(2010年2月20日朝刊掲載)

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