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クロアチア大統領 原爆ドームなど視察 平和構築へ連携誓う

■記者 小畑浩

 クロアチアのメシッチ大統領が8日、広島市の平和記念公園(中区)を訪れ、原爆資料館や原爆ドームを視察した。1991年の独立や95年までの紛争を経験した大統領は「戦争は何も残らない。平和構築に向け、世界と連携していきたい」と誓った。

 秋葉忠利市長の案内で原爆慰霊碑に献花。続いて原爆資料館を訪問し、被爆の惨状を伝える写真や市街地の模型などを見学した。芳名録には「世界平和の大切さを確信してもらうため、どの国の人もここに来る必要がある」と記帳し、「被害の悲惨さをあらためて感じた。日本には平和実現に向けたパートナーになってほしい」と語った。

 大統領は日本との国交樹立15周年を記念し、4日に来日している。広島訪問は本人の希望で実現した。

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