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イラン議長 長崎を訪問

 核兵器開発の懸念が指摘されているイランのラリジャニ国会議長が27日、長崎市を初めて訪れ、原爆資料館を見学した。

 ラリジャニ議長は、多以良光善館長に「原爆の被害はどのくらいの期間続いたのか」などと質問。記者団に「この世界に一つでも原爆が存在すれば人類への脅威だ。世界の人々は、核のない世界に向けて立ち上がるべきだ」と感想を述べた。見学後、田上富久長崎市長らと、資料館近くの爆心地公園にある原爆落下中心地碑に献花した。

 国際原子力機関(IAEA)は18日、イラン核問題の報告書で懸念を表明。欧米諸国は、国連安全保障理事会による追加制裁に向けた動きを強めている。

(共同通信配信、2010年2月28日朝刊掲載)

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