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イランの若手官僚 原爆資料館を見学

■記者 増田咲子

 イランの若手外務官僚5人が5日、広島市中区の原爆資料館などを見学した。外務省の招きによる日本視察の一環。

 一行は、外務省東アジア大洋州局や経済協力局に所属する30~40歳代。原爆資料館では、国重俊彦副館長の案内で約1時間、熱心にメモを取りながら被爆の惨状に触れた。その後、原爆慰霊碑に花を手向け、被爆者から体験談も聞いた。

 政治国際研究所アジア太平洋研究部のジャラール・キャランタリ部長は「このような残虐行為が二度と起きてはいけない。私たちも核兵器のない世界を望んでいる」と話していた。

(2010年3月6日朝刊掲載)

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