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■記者　岡田浩平

　日本原水協が中心となって呼び掛ける「核兵器のない世界を」の署名を核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議が開かれる米国ニューヨークに送り出す集会が１６日、都内であった。約４００万人分を今月下旬に船で送る。

　原水協の高草木博事務局長が、署名数は計５４３万人に達し、５年前の再検討会議の時の数を超えたと報告。会期末の５月２８日まで１２００万人を目指そうと呼び掛けた。追加分は代表団が直接会議に届ける。

　会場には、署名用紙の入った段ボール箱１５２個が積み上げられた。埼玉県の高校を卒業したばかりで会議直前のニューヨーク行動に参加する折原悠子さん（１８）は「思いがたくさん詰まった署名とともに、核兵器はなくせると訴えてきたい」と決意表明した。

（２０１０年３月１７日朝刊掲載）

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