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ヒロシマ・ナガサキ議定書 過半数の市区町村、賛同

■記者 増田咲子

 市民団体「Yes!キャンペーン実行委員会」が全国の首長に呼び掛けていたヒロシマ・ナガサキ議定書への賛同署名が全市区町村1777の半数を超え、937となったことが17日分かった。実行委は5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に来月、政府に議定書を再検討会議で提案するよう要望する。

 議定書は、2020年までの核兵器廃絶への道筋を示している。実行委は昨年9月から被爆者らメンバーが全国行脚をし、首長に署名を求めてきた。

 延本真栄子代表(61)は「核兵器廃絶に向けた思いが伝わった結果だと思う」と手応えを感じている。

 一方、広島、長崎の両市が1月から全国の県市町村議会に要請していた、核兵器廃絶に向けた意見書は、17日までに北海道から沖縄まで179の議会で議決されている。

(2010年3月18日朝刊掲載)

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