×

ニュース

NYへ54人派遣 被爆の実相訴え 日本被団協が発表

■記者 岡田浩平

 日本被団協は17日、5月のNPT再検討会議に合わせて米国ニューヨークを訪れる代表団の概要を発表した。被爆者を中心に54人が参加し海外派遣では過去最多。

 代表団のうち被爆者は43人。広島からは団長を務める坪井直代表委員を含む8人が加わり、4月30日~5月7日の日程で渡米する。

 被爆者たちは被団協が5月3日から国連本部のメーンギャラリーで催す原爆展のほか、ニューヨークの学校など20カ所以上で被爆体験と平和への願いを伝える。会議に先立ち各国の非政府組織(NGO)が催す集会や行進にも参加する。坪井氏は「各国の人に被爆の実相を訴え、NPTを前進させたい」と決意を述べた。

(2010年3月18日朝刊掲載)

関連記事
NPT会議へ 反核の心確認 中区で県被団協 地域代表者会議(10年1月22日)
NPT再検討会議 日本被団協 50人派遣へ(09年9月30日)

年別アーカイブ