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ポーランド議長 原爆資料館見学

■記者 新田葉子

 ポーランドのボグダン・ボルセビッチ上院議長が18日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆の被害に触れた。

 5人の同僚議員らとともに訪れたボルセビッチ議長は、原爆資料館を前田耕一郎館長の案内で見学。被爆者数などを尋ねながら遺品やパネルに見入り、「広島について知っているつもりだったが、その場で見ると衝撃の大きさがまったく違う」と語った。

 続いて原爆慰霊碑に花を手向け、原爆ドームも巡った。さらに市役所に秋葉忠利市長を訪問し、「核兵器廃絶への取り組みに共感する」と述べた。

 一行は参院議長の招きで15日に来日。ボルセビッチ議長自身が被爆地訪問を希望したという。

(2010年3月19日朝刊掲載)

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