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核廃絶願い 米へ旅立つ 高校生3人 同世代に訴え

■記者 明知隼二

 核兵器廃絶を目指して活動する「中高生ノーニュークネットワーク広島」の高校生3人が21日、米国の首都ワシントンに向け出発した。同世代の若者に原爆の被害を伝え、核兵器廃絶を訴える。

 3人は広島学院高2年の金森雄司君(17)、広島女学院高2年の高本友子さん(17)、修道高1年の岡田悠輝君(16)。この日朝、広島駅で金森君たちは「支えていただいた皆さんの思いを伝えることができるよう頑張る」などと抱負を述べ、中国新聞社の川本一之社長らが激励して見送った。

 一行は成田空港から出発。27日までワシントンに滞在し、学校や教会などで、被爆者の証言ビデオを上映しながら原爆の恐ろしさをアピールし、現地の若者たちと核兵器廃絶について意見交換する。オバマ米大統領の広島訪問を求める手紙をホワイトハウスに届けることも計画している。

(2010年3月22日朝刊掲載)

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