平和学習「出張」 小中学校で試行 広島平和文化センター
10年3月31日
■記者 増田咲子
広島平和文化センターは新年度、広島市内の小中学校を対象に平和学習の出張講座を試みる。子どもたちが被爆体験を直接聞く機会が少なくなってきたため。試行結果を踏まえて2011年度から本格実施する構えで、次世代への体験継承を側面支援していく。
2010年度はセンター職員が講師を務め、希望する約10校で開く。講座の内容として、原爆被害の全体像、被爆体験や被爆資料の説明、核兵器廃絶に向けた市の取り組み紹介などを想定。平和などをテーマに児童や生徒の積極的な発言を促すワークショップ形式も取り入れる。
2011年度からの本格実施では、講師は市民から公募で選び、派遣先も高校までへと拡大する方針だ。
昨年9月に平和文化センターが市内の小中学校にアンケートしたところ、受講希望が多数寄せられた。高齢化した被爆者に体験証言を依頼するのが難しくなったと実情を明かす学校もあったという。
(2010年3月31日朝刊掲載)
広島平和文化センターは新年度、広島市内の小中学校を対象に平和学習の出張講座を試みる。子どもたちが被爆体験を直接聞く機会が少なくなってきたため。試行結果を踏まえて2011年度から本格実施する構えで、次世代への体験継承を側面支援していく。
2010年度はセンター職員が講師を務め、希望する約10校で開く。講座の内容として、原爆被害の全体像、被爆体験や被爆資料の説明、核兵器廃絶に向けた市の取り組み紹介などを想定。平和などをテーマに児童や生徒の積極的な発言を促すワークショップ形式も取り入れる。
2011年度からの本格実施では、講師は市民から公募で選び、派遣先も高校までへと拡大する方針だ。
昨年9月に平和文化センターが市内の小中学校にアンケートしたところ、受講希望が多数寄せられた。高齢化した被爆者に体験証言を依頼するのが難しくなったと実情を明かす学校もあったという。
(2010年3月31日朝刊掲載)