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市内の被爆樹木 写真でたどろう 中区で展示

■記者 新田葉子

 広島市内の被爆樹木をたどる写真展が、中区の市まちづくり市民交流プラザで開かれている。11日まで。無料。

 市内55カ所に170本ある被爆樹木のうち、市民団体「緑と街づくり広島」の一宮千空代表(49)=安佐南区=が撮影した写真約90枚を地図などとともに紹介している。すでに枯れて撤去された樹木の写真もある。長崎市の被爆樹木の写真8枚も同市の原爆資料館から借りて並べた。

 一宮さんたちは2007年から写真展を開いている。今後は被爆前の樹木の写真も発掘したい考え。訪れた佐伯区の曽田憲治さん(72)は「生命力を感じる」と見入っていた。

(2010年4月3日朝刊掲載)

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