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原爆資料館HP 中国語説明追加

■記者 増田咲子

 原爆資料館(広島市中区)は、原爆被害の概要を日英両語で紹介しているホームページ(HP) に、中国語版を加えた。核兵器廃絶を願うメッセージをより強く伝えようと、今後も核兵器の保有国向けを中心に多言語化を進めていく方針。次はフランス語版を本年度中に完成させる。

 トップページに「中文」のボタンを新設。クリックすると、放射線による被害▽核時代▽平和への歩み―などのテーマごとに、資料館の常設展示の概略が中国語で読める。館内の画像も付け、見やすく工夫した。

 資料館は1995年にHPを開設した。「広島を訪れなくてもインターネットを通じ、核兵器の恐ろしさを知ってもらいたい。母国語で読んでもらうことで、核兵器廃絶への思いを強めてほしい」としている。

(2010年4月9日朝刊掲載)

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